ごあいさつ
はじめまして。
当ブログ「疫学で海を渡る」をご覧いただきありがとうございます。 筆者の Dr.しーぼると と申します。
医師10年目。 現在は、外科医としての臨床、公衆衛生系大学院での疫学研究、企業の産業医業務を並行して行っています。
博士課程では、がんを専門とした実験病理学における基礎研究を行いました(※CNSなどに代表される基礎生命科学のトップジャーナルを志向する研究とは異なり、臨床・病理の接点に立脚した応用的な内容です)。
このような基礎医学・臨床医学・社会医学を横断する多面的な視点を活かし、若手研究者が研究を始める上で役立つ情報を発信するため、本ブログを立ち上げました。
いずれも、私が大学院生だった時に知りたかった!という目線で書いていきます。
ブログ名の由来
「疫学で海を渡る」というタイトルには、疫学という羅針盤を手に、日常の枠を越えて思考を広げ、世界とつながる研究の旅に出るという意味を込めています。
医学研究とは、自分の問いを見つけ、データに向き合い、仮説を検証し、そこから得た知見を社会に還元する営みです。 論文執筆や国際学会での発表を通じて、自分の小さな発見が海を越え、誰かの診療や政策判断の一助となる―そんな瞬間に、この仕事の本質的な価値を感じます。
本ブログでは、そうした研究の醍醐味や実践知を、これから航海を始めようとする方々と共有したいと考えています。
発信内容について
本ブログでは、以下のカテゴリーに沿って、実践的で現場で活かせる知識・ノウハウを発信していきます。
疫学
疫学の基本概念、デザイン、統計の基本
AI/データサイエンス
現代解析手法の理論と応用
R/Python実装
データ解析の実際
研究のTips
論文執筆、学会発表、ガジェット活用など、研究効率化のための工夫
キャリア
産業医・労働衛生コンサルタント、留学、医師・研究者としての働き方やキャリア形成に役立つ情報
※このカテゴリーは、主に「医師」である若手研究者向けの内容です。
研究実績と専門分野について
2020年から研究活動を始め、これまでに筆頭著者として、原著論文 7本(平均 Impact Factor 5.6 ※アクセプト時のIFで算出)、症例報告 4本を執筆。共著論文は15本以上。
現在は、年間3本ペースでの筆頭論文執筆を目指しています。
研究における主な対象は、がんと老年医学です。メソッドは、疫学、機械学習、バイオインフォマティクスがメインです。
最後に
このブログが、研究やキャリアに悩む医師・研究者の皆さんにとって、小さな羅針盤のような存在になれば幸いです。 ぜひ、気になるテーマからお気軽にお読みいただければと思います。
Dr. しーぼると | MD, PhD | 外科医 | 疫学研究者 | 産業医・労働衛生コンサルタント